熊本のシンボルと言えば、「熊本城」です。別名、銀杏城ともいいます。他県の人にとっては、「熊本=熊本城」というイメージが強いようです。熊本城は市の中心部にあり、「熊本」の象徴的建造物です。
熊本城は、中世に千葉城、隈本城が築かれ、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて加藤清正がこれを取り込み、現在のような姿を築いた。日本三名城の一つとされ、「清正流」と呼ばれる石垣の上に御殿、大小天守、五階櫓などが詰め込んだように建てられ、一大名の城としては「日本一」であるとの評価がある。
1889年(明治22年)に熊本地震で石垣の一部が崩落し、改修された部分があるものの、ほぼ江戸期の改築による変遷の痕跡をとどめ、城跡は特別史跡に指定されている。
2007年、熊本城の築城400年を記念して熊本城築城400年祭という熊本城一体で開催された地方博覧会が行われた。また、サクラの名所として知られており、日本さくら名所100選に選定されている。